映画『Noise ノイズ』聴覚バリアフリー上映 !3/13水 テアトル新宿!

03.12.2019 · Posted in domestic, movies, news, tweet

10年前の秋葉原の事件をモチーフに現代日本を問う衝撃作。
セーフティネットからこぼれ落ちた人々を描く
映画『Noise ノイズ』×「Ontenna(オンテナ)」
猫のヒゲが空気の流れを感じるように身体が音を感じる装置
3/13(水)テアトル新宿で一回限りの上映!
聴覚障がい者と健聴者が一緒に映画を見る、
バリアフリーな社会/世界へ一歩を踏みだしたい
監督と開発者の思いが実現。

[2019.3.7 マコトヤ発信]
松本優作初監督・初長編映画『Noise ノイズ』(配給:マコトヤ)上映中のテアトル新宿での、音のグルーヴを身体に伝える最新デバイス「オンテナ」を使った一回だけの上映が決定したのでお知らせします。

◼︎日時:3月13日(木)  20:40の回(予告無/上映前後にトーク)
◼︎場所:テアトル新宿
◼︎料金等:通常料金
◼︎ゲスト:本多達也・Ontennaプロジェクトリーダー、松本優作・監督
◼︎スペック:ロングバージョン(2017年・124分・2.0ch)|BD上映|バリアフリー字幕付|オンテナ対応(本編上映中にデバイスによる振動と光が発生)
◼︎デバイス配布:上映開始20分前より劇場ロビーにて/要返却
◼︎デバイス備考:限定数・参加多数の場合ご希望に応じられない場合あり/先着順/聴覚に障がいある方への配布優先
◼︎問合せ:テアトル新宿

Ontenna(オンテナ)とは。
身体で音楽や音の臨場感を感じることができたら、聴覚障がい者も健聴者もこれまでよりもっと映画を楽しむことができるのではないだろうか。Ontennaは音のもつグルーブを伝える、「まるで猫のヒゲが空気の流れを感じるように、髪の毛で音を感じることのできる装置」をコンセプトに開発された、ヘアピンのように髪の毛にとめて、振動と光によって周囲の音の特徴をユーザーに伝えるデバイスです。

『Noise』 × 「Ontenna」とは。
本イベントは、バリアフリーな世界を実現していきたいと願っての小さな一歩です。映画をできるだけ多くの人に届けたいと願っていた映画『Noise ノイズ』のスタッフが「Ontenna」開発チームに相談。本作のテーマ、音楽や音声・効果音・音のニュアンスにこだわり、映画と音楽がボーダレスにシンクロする作りに共感。一昨年から映画『Noise』において、Ontennaを使用した上映の実験コラボを続けてきました。今回、初めて初の有料で、Ontennaを使用した上映を実施します。小さな装置で映画をたくさんの人に届ける試金石です。セーフティネットからこぼれ落ちる人たちが描かれた映画『Noise』とのOntennaのコラボ上映が、バリアフリー社会/世界を志向する一歩となりますよう願っています。

◼︎本多達也氏:Ontenna開発者プロジェクトリーダー
聴覚障がい者の方々にもこの映画を届けたい」という松本監督の想いに共感し、Ontennaを用いた新しい映画鑑賞体験の形を一緒に模索してきました。より多くの方々が『Noise』の世界観に触れていただけると嬉しいです。

◼︎松本優作:映画『Noise ノイズ』監督
僕たちが映画『Noise』を作る上で一番大切にしたことは、音の演出についてです。映画のクオリティーの9割は音で決まると言われているほど音の演出は大切です。音楽プロデューサーbanvoxが作った音を、僕たちはおよそ1年に渡り、細かな調整作業や編集にこだわり続けました。今回の上映で、聴覚障がい者の方にも映画『Noise』の音の世界観をOntennaを通して体感して頂けることを楽しみにしています。

Noise_Ontenna_eyecatch
実証実験映像