映画『ワンダー・フル!!』の一編 水江未来監督最新作 WONDER 第64回ベルリン国際映画祭でワールドプレミア!
噂のノンナラティブ・アニメーションムービー
映画『ワンダー・フル!!』の一編
水江未来監督最新作 WONDER 第64回ベルリン国際映画祭でワールドプレミア!
多幸感に包まれた満席の会場を目にした監督「震えが止まらず、思わず泣きそうになった」
ドイツで開催中の第64回ベルリン国際映画祭短編コンペティション部門に参加している水江未来監督最新作『WONDER』(本作を 含む映画『ワンダー・フル!!』配給:マコトヤ+CALF)が、2月10日22時(現地時間)より、公式上映が行われ、ワールドプレミア上映 された。現地、CALF廣瀬からの情報が届いたので、お知らせします。
『WONDER』は、 2011年ベネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門で正式上映された『MODERN No.2』に続く水江 未来監督最新作。1日1秒ずつ作成しては発表していく1年間にわたる実験的な試みにパスカルズが音楽をつけた事でも話題。細 胞をモチーフに生命の躍動を表現するという従来通りのアプローチに宇宙の生成から終焉までを想起させる一大叙事詩を8分の 短編ノンナラティブ・アニメーションムービーで表現した、水江未来監督最新作。
上映10時間前に完売、全500席を埋めた観客に迎えられて、『WONDER』が上映されるBerlinale Short II のワールドプレミアが はじまった。5本の短編を1本ずつ上映してはQ&Aを行う形式で進行、22:00という夜更けてのスタートにも関わらず、観客は誰ひ とり席をたつ事なく、トリを飾る『WONDER』の上映にいたった。観客は年配から若者まで幅広い年齢層ながら平均すると若めで、男 女比半々。
『WONDER』上映がはじまるや、あふれる色彩の洪水ととどまる事を知らない動きに、しばしば客席からは歓声があがり、エンドロー ルがあがりはじめると「ほーっ」「はーっ」などが場内に響きわたった。場内が明るくなり、喜びと安らぎのおだやかな観客の表情を目 にした水江は「感極まって冷静に観ていられなかった。震えが止まらず、思わず泣きそうになった」と語る。会場そのものが多幸感に 包まれたひと時だった。
上映後Q&Aが行われ、「悩みから解き放たれた。非常に感動した」「とても綺麗な映画だった」などの感想が寄せられたが、もっと も多かったのは水江のミステリアスで印象的な着物姿について。口々に「身体にあなたの作品がうつっているみたいね」「私も欲し い!」など映画同様、熱い注目を集めている。
明2月11日、2回目の公式上映は、35ミリプリントでの上映が予定されている。
■ 水江未来×kawala by Masayoshi Yamamotoコラボ着物で登場!http://www.kawala.jp/ ■
テリー伊藤氏のユニークなアイウェアで有名なkawala by Masayoshi Yamamotoのデザイナー山本昌義氏が、水江未来の原画を、日本古 来の和服に仕立てた。細胞文様で埋め尽くされた長着、袴、羽織(羽織は脱着ボア付)と、ブラックボアのコートの4アイテムを、ベルリン国際映 画祭出発前日の2月9日完成に間に合わせた。デザイン:kawala BY masayoshi yamamoto、生地:(株)イトーテキスタイル、仕立て: mitasu+。同じくkawalaとのコラボによるカラフルなアイウェア(眼鏡)、京都dedegumoとのコラボで昨年商品化された水江未来デザイン七 宝焼時計・MIRAI WATCH もつけての登場となった。
■ 映画『ワンダー・フル!!』 http://wonder.calf.jp/wonderfull/ ■
映画、アート、実写、アニメの枠を超え、いま世界がもっとも熱い視線をそそぐ日本人アニメーション作家・水江 未来の作品を一挙に紹介する 試み。『MODERN No.2』で2011ベネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門正式上映(翌年アヌシー国際アニメーション映画祭最 優秀映像音楽賞を日本人初受賞)、続く監督最新作『WONDER』が2014ベルリン国際映画祭短編コンペ部門正式上映…30カ国200を超え る映画祭で上映、世界中で愛され続け、国境も性別も年齢も凌駕する、歓喜に満ちた生命のシンフォニー!噂のノンナラティブ・アニメーション ムービーが日本初お目見え!極めて稀といわれる、インディペンデントのアニメーション作家作品の一般劇場でのロードショー公開にあたって、 水江は自選14作品(劇場初は10作品)を1本の長編素材としてまとめあげた。2013¦日本¦カラー¦デジタル上映¦ステレオ¦79分¦©2014 CALF
2月22日(土)より ヒューマントラストシネマ渋谷にて都内独占ロードショー!
3/29(土)~横浜シネマ・ジャック&ベティ、4/12(土)~テアトル梅田、京都シネマ、 5月 伏見ミリオン座、神戸アートビレッジセンター、初夏 札幌シアターキノ他順次全国公開